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実務能力基準表について
ACPA では、教育の場や産業界で現在必要とされている、実務能力(*1)の尺度として、職種と職務に必要なスキルとその到達目標を体系的に定め、実務能力基準表として提示しています。また、それらをマトリクス図にした、スキルマトリクスが広く世に活用されてゆくことを促進しています。
(*1 実務能力:実務の中で実際に活用することの出来るスキル。ACPAでは現在、IT分野のスキルおよびパーソナルスキル、ビジネススキルを対象としています。)
職種情報について
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ACPA では、職種レベル、職種、専門分野といった3つの要素を使い職種を表現します。
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職種レベルについて、ACPA では以下の基準を設定しています。
レベル【0】 - 就業前の準備段階。未就業者、就職前内定者。
レベル【1】 - 各職種に携わる者に最低限必要な基礎知識を有する。
- スキル開発においては、自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキル研鑽が求められる。
- 専門職種を意識することなく、上位者の指導の下に担当作業を実施する。
レベル【2】 - プロフェッショナルとなるために必要な基本的知識・技能を有する。
- スキル開発においては、自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキルの研鑽が求められる。
- チームメンバとして、上位者の指導の下に担当作業にかかる技術を理解し、作業の一部を独力で遂行できる。
レベル【3】 - スキルの専門分野確立を目指し、プロフェッショナルとなるために必要な応用的知識・技能を有する。
- スキル開発においても自らのスキルの研鑽を継続することが求められる。
- チームメンバとして与えられた業務を独力で遂行できる「実務能力」を有する。
- このレベルから、将来担うべき職種ごとの専門性が徐々に形成され始める。
スキル情報について
ACPAでは、スキルをカテゴリ、スキル中項目、スキル小項目という3階層に分けて設定しています。
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スキルの最小単位であるスキル小項目の内容(構成要素)を公開しています。
ACPA認証講座・検定試験について
実務に的確に対応できる人材を育成するための講座および検定試験として、必要な質が備わっている講座および検定試験であることをその分野の専門家で構成する審査委員が審査しACPAが認証します。認証された講座および検定試験には、ACPAの実務能力基準に従って、どのようなスキルを、どの程度習得できるのかということが、明示されます。
スキルは、スキルカテゴリ > スキル中項目 > スキル小項目、[スキル習熟度]の形で表されます。
(例: ネットワーク > ネットワーク技術 > TCP/IP [習熟度2] )
これはつまり、スキルカテゴリのネットワークの中の、ネットワーク技術のうち、TCP/IPというスキル小項目について、‘習熟度2’の程度、修得する機会を提供している講座および検定試験であることを意味します。スキル習熟度の目安は以下の通りです。
習熟度1:
スキル項目について基本的な内容を理解している。
習熟度2:
スキル項目について、詳細な内容(方法・手法、他のスキルとの関連性など)まで深く理解している。
習熟度3:
スキル項目について、実践に応用できる高度な内容を理解し、操作方法や利用方法等に基づいて実際に業務の中で活用できる。